バレーボール指導ブログ

バレーボールの練習について発信します

授業でのバレーボール

 今回は初めて、授業におけるバレーボールについて記載したいと思います。学校では集団行動や体力テストが終わり、次第に球技に移行していくと思います。教育実習も始まり、どんなことをしたらいいか分からない方は、是非参考にしてください。

 また、初心者が入ってきたチームの指導者も是非、参考にしてください。

 

 

1.バレーボールの楽しさ

 そもそもバレーボールはかなり難しいスポーツです。他の球技と違って、持ってはいけない、止めてはいけない、連続で触ってはいけない、3回以内に返さないといけない等制限が多いスポーツです。だからこそ、できたら面白いスポーツでもあります。何ができたら面白いのかというと、”パス”です。ラリーが続くことが面白いのです。それがないとただ痛いスポーツです。授業ではみんなで続けることを意識させてみてください。

 

2.授業で大切なこと

 体育の授業で1番大切なことは、”けがをしない”ことです。そうならないための予防策をすることが重要です。バレーボールを例にいくつか紹介します。

 ・ボールは蹴らない

 ルール上問題ないのですが、ボールを蹴る生徒を見逃すと、手は痛かったり、届か ないボールを蹴ったりする生徒が増えます。そうすると予想以上に強いボールが相手に行ってしまったり、ボールを飛び込んであげようとした生徒の顔を蹴ってしまうこともあります。1回目の授業のときに必ず「ボールを蹴ってはいけない」と伝えてください。

 

 ・スパイクを打つ時はネットの下をボールを転がさない、相手コートに人がいないこ  

  とを確認してから打つ

転がってきたボールにスパイク直後の生徒が着地のタイミングで踏んでしまうと大けがになりますので、絶対にないように。相手コートでよそ見をしていて、顔に当たることもありますので、いないことを確認してから打つようにしてください。

 

 他にもありますが、大切なのは先に言うことです。それでも生徒は大丈夫と思って約束を破ることもありますが、見逃さないようにしましょう。楽しいがエスカレートして遊びに変わったら、絶対にけがをします。

 

3.授業のポイント

 先ほどもあげたように、ラリーが続くことが面白いので、序盤はオーバーパス、アンダーパスの練習に時間を取りましょう。1分間パスしたら、パスの相手を変えてまた1分さらに1分と飽きにくくする工夫をしましょう。いきなりコートに6人入れると難しいので2対2でコートをバドミントンのネットで試合するのも面白いです。パスのみで行います。ボールをつなぐ、味方と協力する楽しさを教えてあげてください。失敗したい人はいないので、失敗したときはカバーして助け合い(愛)を伝えてください。

 

4.さいごに

 バレーボールは腕に直接あたるので、痛いから触りたくないと感じる子が多いです。ですので、授業前にボールの空気を確認するようにしてください。調節して授業に臨むようにしましょう。それでも、痛いと感じる生徒が多いので、すぐに空気を抜ける準備はしておきましょう。