バレーボール指導ブログ

バレーボールの練習について発信します

数字で見るバレーボール スパイク編

 今回はバレーボールにおけるデータなどについてです。私自身も大学の時はデータ活用をしていましたので、活用して頂けたらと思います。最近ではアナリストもバレーボールでは重要な役割と知られてきています。相手チームを分析するだけがアナリストの仕事ではなく、自チームの成績を数字で示すのも仕事です。数字は事実ですので、選手や生徒も納得しやすいです。今回はスパイクに関する数字を紹介します。

 体育の授業でも、どうしても体育館が使えなく座学のときなどに活用してみてください。

 

1.指標

 決定率

 スパイクを打って決まる確率です。

 決定率=決定本数 ÷ 打数

 

 効果率

 決定本数からミス、被ブロック本数を引いた数字

 効果率=(決定本数ーミスー被ブロ) ÷ 打数

 ミスや被ブロックが多い選手は数字がマイナスになり、点を取ることよりも相手にあげる方が多いということです。決定率と効果率の差が少ない選手がミスが少ない選手であると分かります。

 

2.活用法

 計算自体は正の字で簡単に取ることはできると思います。数字は活用することが必要です。状況別にデータを取ることが重要です。サーブレシーブ時(レセプション)の攻撃なのか相手の攻撃後(トランジション)なのかで得意不得意がわかります。ほかにもセッターに返球されたときなのか、パスが乱れた状況なのか、レフトから打つ時ライトから打つ時等ローテーション毎等状況別に見ると、分かりやすいです。大切なのは状況別に数字を出すことです。

  ・レセプション時

  ・トランジション

  ・ローテーション毎

  ・レフト、センター、ライト

  ・セッター返球時

  ・パスが乱れたとき(2段トス)

 まずはこのあたりです。もっと細分化すればいくらでもありますが、分けすぎると母数が小さくなって確率の信ぴょう性がさがります。

 練習試合等でセットを重ねて数字を出すと練習に活かしやすいですよね。なんとなくよくなかった部分が明確になります。

 

3.さいごに

 今回はスパイク編でしたが他のプレーでも数字で分析することができます。また紹介したいと思います。技術指導はなかなかできない人も数字を取って、選手や生徒に見せるだけで理解してくれます。数字が上がればモチベーションアップにもつながりますので活用してください。