ミニゲーム
今回はアップなどに入れると効果的なミニゲームを紹介します。簡単なものや少し工夫すると体育の授業でも活用できます。
ミニゲームは楽しく体を温めることとボールコントロール力を高める練習です。
積極的にボールに触ることできる雰囲気を作りましょう。コミュニケーション力も高めることができます。
1.練習前の準備
まず練習前にコートにラインを追加する作業ができたらミニゲームがやりやすくなります。ミニゲームだけでなく常にコートの感覚を意識して練習できますので、是非引いてください。体育の授業でも、指示が出しやすくなります。生徒たちも具体的な指示の方が分かりやすいです。
コートを9分割できるように引いてください。コートは1辺9mですので3×3mのマスが9個できます。
2.ボール2個 ワンタッチゲーム
ボールを2個使い、ワンタッチ(1回)で返すゲームです。
<手順>
1.チームを半分に分ける。
2.オールコートで自由に守る。
3.スタートはお互いにアンダーサーブや手投げ
タイミングをそろえて
4.落としたり、相手コートに返すことができなかったら相手に1点
<ポイント>
・ボールが2個あるので周辺視野
・状況判断
・誰が取るかの声かけ
名前で指示するのが良い〇
「お願い」だけ×、急に避ける×
※簡単になってきたらミカサ、モルテンの2個でミカサはオーバーパス、モルテンはアンダーパスに分ける方法もある。
3.1VS1(3×3m)
1VS1でコートが狭くなった以外は通常のルールと一緒です。
<ポイント>
・2球目でネットに寄せて、3球目で攻撃するのがポイント
離れてしまったら強く返せない。
・相手のトス状況を見て、ブロックを跳ぶかどうかの判断をする。
・ネット上の押し合いで点を取れるように。
先に力強く押して押し込むor相手が押してきたのを押し返す
・相手との駆け引きが重要
4.3VS3(フロントゾーン)
3VS3でコートはフロントゾーン(ネット際の3×9m)、ルールは通常のもの。
<ポイント>
・セッター役がネットに寄せる、スパイカーが攻撃しやすい。
強打、軟打、フェイント等の選択肢が増える
・声かけをしないとお見合いで落ちることがある。
指示の声かけを意識。
※人数が多いチームはローテーションしながら休みの選手があっても良い
ポジションもローテーションした方が技術が上がる。
最後に
注意点:楽しい雰囲気になりやすいので、このあとに厳しくするのは難しい。
練習の構成を考えて取り入れてください。
ミニゲームはこのほかにも多くあります。コートの大きさ、人数、触る回数等の工夫で簡単にも難しくもなります。是非、色々な方法で試してください。
最初は上手くいかないかもしれませんが、やっていくうちに確実に上手くなります。
大事なのは失敗を恐れない!
その雰囲気を作る必要がありますね!
体育の授業ではコートが小さい、人が少ないのは苦手な生徒たちも積極的にボールを触りやすい環境になります。